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災害時の避難所運営体験学習会が開催されました

避難所運営体験中の参加者
▲避難所運営体験学習会
 10月27・28日の2日間、災害時の避難所運営体験学習会が開催されました。この体験学習会は、大規模災害が発生した場合の避難所運営について学び・体験することを通じて、災害時の地域での助け合いや『誰もが安心して暮らせる避難所』のあり方を考えるために行なわれました。

 特に、東日本大震災では、高齢者などが避難中や避難所で亡くなられたり、障がい者が不便な生活を強いられるなど、避難所での二次災害が問題になりました。このような問題を引き起こさないように全ての方々が安心できる場作りが求められています。そのため、避難所の運営に詳しい、NPO法人 にいがた災害ボランティアネットワークの李 仁鉄 先生を講師に迎え、体験学習を行いました。

 1日目は、13時から『講義と演習』と題して高島市役所高島支所 大会議室にて開催されました。避難所に関する基礎知識から高齢者や障がい者の避難問題、東日本大震災現場での体験など幅広い内容について学ぶ場となりました。

 2日目は、10時から『体験と話し合い』と題して新旭武道館にて開催されました。午前は避難所運営の体験が行なわれ、午後は、体験や講義を通じて見つけた避難所の課題について話し合いました。


▲受付体験の説明
 午前は、避難所運営体験が4つのパートにわけて行なわれました。新旭武道館を避難所として見たて、避難所運営を体験するもので、最初に行なわれたのは『受付体験』でした。ここでは、参加者が避難所の受付と避難者の体験を行いました。避難所の受付では、最適な対応を行なうために避難者の家族構成や年齢、性別といったもので仕分けるトリアージという作業が必要となります。この作業を受付・避難者両方の立場で体験されました。

居住スペース作成中
▲居住スペース作成中
居住スペース完成
▲居住スペース完成
  続いて、『居住スペース作り』が行なわれました。ここでは、実際に避難所で使われる備品を使って、体育館を避難所の居住スペースへ作り変えていきました。居住スペースを作るにあたって、最初は言われるがまま自分たちが思う居住スペースを作りましたが、李先生の指導のもと、バリアフリーや長期間生活などを想定したスペースにするため、プライバシーへの配慮や通路の確保など工夫を凝らしていました。

 その後、『暮らしを考える(1)』と題して、避難所となる建物や仮設トイレといった設備が、高齢者や障がい者といった、災害時に支援が必要となる方々にとって不便でないか一緒に確認していきました。また、支援が必要な高齢者や障がい者とひとくくりにしてはならないということもあわせて教えられていました。高齢者といっても疾病によって不自由なところが違いがあり、障がい者といっても身体をはじめ視覚、聴覚、精神、知的と様々な障がいがあります。そのため、その人にあった支援方法があることを教えられていました。

非常食
▲非常食
 昼食は、『暮らしを考える(2)』と題して、食事体験が行なわれました。炊き出しの豚汁と水やお湯で戻すことができる乾燥食品「アルファ米」、乾パンなどが振舞われ、避難所での食生活を体験されていました。また、寝食を同じスペースで行なわなければならないことから、衛生面への配慮といった課題も見つかっているようでした。

話し合い結果のまとめ
▲話し合い結果のまとめ
李先生からのアドバイス
▲李先生からのアドバイス
 午後は、『誰もが安心できる避難所とは』をテーマに、グループに分かれて話し合いをされました。1日目の講義や午前の体験学習を通じて見つけた避難所の課題を洗い出し、各グループごとにテーマにしたがって活発な議論が繰り広げられました。様々な立場の方々が議論することにより、多様な意見が生まれていました。最後にはグループごとに議論の結果を発表され、その内容に対して李先生より改善点や考慮すべき点など、アドバイスや宿題が出されていました。

 『誰もが安心して暮らせる避難所』を目指し、居住スペースづくりなどに様々な工夫を凝らしていましたが、まだまだ改善できるところがたくさんあると感じました。たとえば、居住スペースと共同スペースにメリハリをつけると、より避難所生活がおくりやすくなると思います。これを機会として防災・減災への意識作りを高めることにより、災害時に『誰もが安心して暮らせる避難所』を運営することができるのではないかと感じました。

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