乳がん・子宮頸がんについて
女性に多いがんである「乳がん」「子宮頸がん」についてご存知ですか?この2つのがんは検診で早期発見することにより、治療を進め死亡率を下げることができます。「乳がん」「子宮頸がん」について正しい知識を身につけ、定期的に検診を受けるようにしましょう。
乳がんとは
乳がんとは、乳房にある乳腺の組織にできるがんです。このがんにかかるのは
99%が女性で、特に40代~50代の女性に多く見られます。
99%が女性で、特に40代~50代の女性に多く見られます。
自覚症状
- 乳房のしこり
- 乳房の痛み
- 乳頭から血液が混じった分泌物が出る
- 乳房のえくぼといった皮膚の変化 など
早期発見するには
- 2年に1回、乳がん検診を受ける(40歳以上)
- 月に1回、自分自身で乳房を触ってみて、しこりなどがないかチェックする
乳がんに対して特に注意が必要な方
以下の条件に当てはまる方は、乳がんになるリスクが高いといわれています。特に注意しましょう。
- 40歳以上の方(特に40歳~50歳)
- 家族(祖母、母親、姉妹)が乳がんになったことがある方
- 初潮が11歳以下で閉経が55歳以上の方
- 初産が30歳以上の方
- 出産経験がない方
- 乳腺の疾患にかかったことがある方
- 経口避妊薬を使用している方
- 5年以上女性ホルモン補充療法を受けている方
- 肥満の方
子宮頸がん
子宮頸がんとは子宮がんの一種で、子宮の入り口の子宮頸部と呼ばれる部分にできるがんです。他のがんに比べ若い患者が多く、特に20代~30代の女性に増加しています。このがんは、90%以上がヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で、多くは性交渉で感染します。
自覚症状
初期
- ほとんど自覚症状はありません。
進行すると
- 月経以外の出血
- 性行為の際の出血
- 普段と違うおりものが増える
- 生理の量が増えたり長引く などの症状がみられます。
早期発見するには
- 2年に1回、子宮頸がん検診を受ける(20歳以上) ※がん検診で実施される細胞診検査により、がんになりやすい細胞を見つけることができます。
予防するには
- ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンを接種することにより、HPV感染を防ぐことができます。 ※2013年6月よりワクチン接種後に、多様な症状が生じたと報告されていましたが、症状の原因がワクチンだと科学的な証明がなされておらず、厚生労働所専門部会でも因果関係は否定されております。
- 他の性感染症と同様に性交渉時にコンドーム使用が感染予防に有効です。
以下のホームページを参考にさせて頂きました。